音楽療法を生業とする友人が来訪した。私と彼女は交代でウクレレを弾きながら歌を歌った。彼女の最期が少しでも楽しいものであるように。へたくそな冗談をいくつもいってみた。そのあとで血圧ががくっと下がると、あまりにくだらなくて失望させたか、と頭を抱えた。必死だった。何人もの友人が彼女を励ました。私は死が怖くないことを泣きながら何度も彼女に説明した。
死んだらね、きみの体は小さな分子になって山や川や海や風になるんだ。水になって流れ、風になって空を飛ぶ。空を飛びたいっていってたでしょ。世界中にいけるよ。だから怖くない。こわくないよ。
彼女が死んだ。 : kom’s log
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