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「幽霊」「死後」が存在しないとどうなるのか

 
 
 
Laura-Bohannan
部族の人々は幽霊という概念を持たなかったので、『ハムレット』の中の幽霊が出てくる場面を理解できず、幽霊の説明だけでも大変だった。

死体が語る中国文化と、幽霊がわからないアフリカ人 [ EP: 科学に佇む心と身体 ]

アメリカの文化人類学者ローラ・ボハナン(Laura Bohannan) がアフリカを訪れた1949年から1953年の経験を元に書かれた1961年の論文「Shakespeare in the Bush」

死後の概念はむしろ“部族”と呼ばれるようなコミュニティに属するひとたちにより身近なものだと思っていたけど、必ずしもそうじゃないのか・・・すごい。どういう条件下でこのようなことが起こるんだろう

日本でよく観察される想定や観念に、次のようなものがある。

「早く見つけてやらないと、海の底で寒い思いをしているだろうに」
「彼の遺骨は、故国に帰れる日を心待ちにしていると思います」
「遺体を傷つけるなんて、かわいそうではありませんか!」
「裁判には遺影を持っていって故人にも見てもらいます」 云々。


これらのセリフは「アフリカの人」には(欧米人にも)けっこーわかりづらかったりする。日本人は多くの人が無宗教ぶっていてあまり自覚なされていないのだけれども、これらのセリフに見える想定がそも、おもきし信仰の発露にほかならない(組織宗教ではなく土着宗教の影響を受けている)。でもってこれ、一皮剥けば、けっこう中国由来の霊魂観をたっぷりはらんでいたりするわけなのだけれども

幽霊の観念(死後の存在)がない文化を想像できますか。

以前、友人にインド・カースト制度の状況を質問した時も同様の衝撃があったことを思い出した

インドの仏教界最高指導者である“日本人”、佐々井秀嶺のドキュメンタリー「男一代菩薩道~インド仏教の頂点に立つ男~」を撮影した小林三旅にカーストにすら入らないの身分のダリット(不可触民)について質問したとき。

coodoo: インドの人は輪廻を信じるので自分の悪い境遇を「来世は違うからいいや」と気にしないと聞くのですが、本当ですか?

三旅: いや、人間の尊厳に関しての教育すら受けていないので、「自分の境遇が悪い」「自分の人権 (ry」ということすら疑問に感じないんです。

教育を失うっていうのはこういう事だと思いました。人間は獣になりうるんです。

生活環境、文化が人間に与える影響とはここまででかいとは・・・

日本に住んでたり、ちょっと旅行に行ったくらいじゃわからない広大な世界が眼前に広がる。



 
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