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見えざる敵「日本: 年間自殺者3万人」との戦いを開始したアイルランド人が制作したドキュメンタリー映画の衝撃【全編無料公開】

 
 
 
自殺者1万人を救う戦い-SAVING-10,000.jpg
私はいったい何をしているんだろう
でも何かやらなきゃいけないんだ
日本では 誰も自殺の原因や
自殺との戦い方について
話そうとはしない

しかし 自殺の方法が書かれた本は
100万部以上の売り上げがある

もし日本で一万人の命が救えるなら?
奇跡ではなく アイディアや誠実さで
聞いてくれる人はいるのだろうか?

もし死が暗闇なら
私は命に目を向けたい
命を取り戻したい
死の窮地から
絶望ではなく 希望を
見出せるようにしたい
ぎりぎりまで追いつめられた
苦しい時でも

過去10年間に約30万人の日本人が
自殺で亡くなっている
それはアイスランドの人口と同じくらい
日本の自殺率はアメリカの2倍
タイの3倍
ギリシャの9倍
フィリピンの12倍

納得出来ますか?
今こそ反撃のときではないですか?

Saving 10,000 | Winning a War on Suicide in Japan

自殺に限らず、日本では「死」の議論が起こりにくい。「死」に限らず、社会機能の不全に対しても。正直、僕自身もこの映像にどうコメントしていいのかわからないまま筆を進めている

なぜだかわからない。その原因は内側にいる僕らにはいつの間にか見えなくなっているけれど、日本の自殺者数に衝撃を受けたアイルランド人2名が制作したこの映画『Saving 10,000 – 自殺者1万人を救う戦い』が、その極めて強い真摯な情熱と、外からの4つの目でぼくらの精神をいまこじ開けようとしているのを感じる

いままで見えなかった「なにかの背中」が遠くで灰色の影をちらつかせている

これはもしかしたら、僕ら日本人にとって数少ないチャンスなのかもしれない

この映画の中では、"日本人の精神性" なぜ我々は「同調」に対して脆弱なのか、自殺に対する美意識、個人の責任感の強さ(特に借金やお金の問題に関して) に始まりいくつかの問題が提示されている

もし突然 脳卒中などで倒れ
体がまひし車椅子生活になり
子どもからの助けや介護が
必要になったら
長生きする意味がないような気がします
他の人に迷惑がかかるなら

- ある老人の言葉

詳細な自殺の方法まで報道する日本のメディア、特にテレビの問題。そんなシーンを映画やドラマで見慣れた我々日本人はいとも簡単に自殺の瞬間の自分の姿をイメージできてしまうけど、ここではその後の肉体の、決して美しいとはいえない損傷とリアクション、周囲が受ける多額の賠償問題が語られる

そして経済システムとしての理由

なぜ保険会社は自殺者に保険金を支払うのか、派手なCMを繰り返す消費者金融、パチンコ、アルコール、風俗、日々生まれていくる新しい生命を数十年後消費していくような「死のリサイクル」という闇のカラクリ

ホント自殺が馬鹿らしくなる

でもこうして書きながら、「自殺」という存在を考えることを思考停止させようとする心理的な抵抗と、得体のしれないものに対する恐怖と曲解された "穢れ" の遺伝子をいま自分のなかに感じる

その理不尽も映画の中でははっきりと述べられている

この映像は、彼らの訴えは、日本人として生まれた人々にとって体験しなくてはならないことの様に思える

もう一度いう
これはもしかしたら、僕ら日本人にとって数少ないチャンスなのかもしれない
亡霊のような「自殺」と「死」に関してここから議論を始める時ではないのだろうか

日本では報告によると
すごい数ですよ
救命救急センターへ搬送される患者の10〜20%
心臓病や脳卒中や交通事故を含め
緊急治療室に搬送されるうちの10~20%が
自殺未遂者なのです

- ある精神分析医の言葉



監督: レネ・ダイグナン (Rene Duignan)
撮影: マーク=アントアン・アスティエ (Marc-Antoine Astier)

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